冬や雪の日でも車の査定は受けられる?道南で損をしないための準備

冬でも、雪の日でも、車の査定は受けられます。雪が降ったから買取額が下がる、ということもありません。金額のもとになるのは、全国の相場とお車の状態だからです。
気をつけたいのは、雪をかぶったままだと車の状態が見えないことです。屋根やボンネットの雪を落とす。明るい時間に見せる。車のまわりを一周できる場所を用意する。この3つを押さえておけば、冬の査定で困ることはほとんどありません。
道南の冬は、地域によって雪の降り方も道路の様子も違います。函館・森町で査定をしている立場から、冬ならではの準備をお伝えします。
01冬の査定で見えにくくなるところ
査定士は、車のまわりを歩きながら、ボディの傷やへこみ、塗装の状態を見ていきます。冬は、雪と汚れがそれを隠してしまいます。
| 場所 | 冬に起きること | できること |
|---|---|---|
| 屋根・ボンネット | 雪で傷やへこみが隠れる | やわらかいブラシで雪を落とす |
| ボディの下半分 | 泥はねと融雪剤の汚れで塗装が見えない | 暖かい日に洗車する |
| 下回り | 雪のかたまりが付いて確認しにくい | 屋内や融けた日に見てもらう |
| ガラス | 凍っていると小さなひびが見えない | デフロスターで溶かしておく |
| ドアまわり | ゴムが凍って開きにくい | 先に一度開け閉めしておく |
「傷が隠れていたほうが得では」と思う方もいるかもしれません。実際には、見えない部分は確認のやり直しになるだけです。査定の時間が長くなり、金額を出すのにも時間がかかります。
車の状態を正しく見てもらうほうが、話は早く進みます。気になる傷や修理の歴史があるなら、先に教えてください。伝えておくことが、あとのトラブルを防ぐ一番の方法です(「車買取のトラブルを防ぐには」)。
02雪を落とすときに傷をつけないコツ
せっかくきれいに見せようとして、新しい傷を作ってしまっては残念です。次の点に気をつけてください。
- 金属のスコップは車に当てない。スノーブラシや、やわらかいほうきを使う
- 凍りついた雪を無理にはがさない。エンジンをかけて車内を暖めると、ゆるんで落ちやすくなる
- 凍ったガラスに熱いお湯をかけない。温度差でガラスが割れることがある
- 凍ったワイパーを無理に動かさない。ゴムが切れることがある
- ドアが開かないときは、力任せに引かない
ブラシの先にも、砂や小石が付いていることがあります。屋根の雪は一度に全部落とそうとせず、軽く払うくらいで十分です。
すでに付いている雪かきの傷は、直さなくて大丈夫です。修理代の分だけ買取額が上がることは、ほとんどありません(「傷・へこみは直してから売る?」)。
03査定前の洗車は、気温を見て決める
洗車をしておくと状態を正しく見てもらえます。ただ、冬は無理をしないでください。
気象庁の平年値では、函館の1月の平均気温はマイナス2.4℃です。真冬に水で洗うと、ドアのゴムや鍵穴、ワイパーが凍りつくことがあります。洗うなら、気温が上がる昼の時間帯を選び、水分を拭き取ってからドアを何度か開け閉めしておくと安心です。
下回りまで洗える洗車機があれば、融雪剤を落とす意味でも役に立ちます。ただ、査定のためだけに、寒い中で手洗いをする必要はありません。外が洗車できる天気でなければ、そのままで大丈夫です。車内の片付けと、足元の雪や砂を取るほうを優先してください。
足元のマットは、雪解け水で湿っていることがあります。外に出して乾かしておくと、車内の湿っぽいにおいも和らぎます。ほかの準備は「査定前にやること」にまとめています。
04出張査定は「場所」と「時間」で決まる
冬は、お店に持ち込むより出張査定のほうが楽なこともあります。査定にお伺いするときは、次の点を教えてください。
査定する場所
車のまわりを一周できるスペースがあると、査定がスムーズです。雪山に片側がふさがれていると、その面を確認できません。除雪のついでに、車の両側に人が通れるくらいの幅をあけておいてください。
車庫に入っている車は、外に出せるかどうかもお知らせください。屋根の下は雪がかからず見やすい反面、暗いと細かい傷が見えないことがあります。
査定する時間
冬の道南は日が短く、夕方の早い時間に暗くなります。傷や塗装は日の光の下で見るのがいちばん確実なので、午前から昼過ぎの時間帯がおすすめです。
移動の距離と天気
函館市内でも坂の多い西部地区は、路面が凍ると車を止める場所に気をつかいます。お申し込みのときに、駐車場の様子を教えていただけると助かります。
函館から離れた地域は、冬の移動に時間がかかります。八雲や長万部へは国道5号を北へ、江差方面へは国道227号の中山峠を越えて向かいます。天気が荒れると予定が読みにくいので、日程には余裕を持ってご相談ください。地域ごとの案内は「対応エリア」をご覧ください。
05無理に走らせないでください
自分で持ち込むつもりでも、次のような車は無理に走らせないでください。
- 夏タイヤのままで、路面に雪や氷がある
- 車検や自賠責が切れている
- ブレーキや足回りに不安がある
- 長く動かしていないのに、いきなり長い距離を走ることになる
函館は札幌に比べると雪の少ない街です。気象庁の平年値では、1年の降雪量は函館306cm、札幌479cm。それでも、朝晩の冷え込みで路面は凍ります。「雪が少ないから大丈夫」とは言えません。
そんなときは出張査定に切り替えてください。店まで来ていただく必要はありません。
06冬に動かなくなった車はどうする?
寒くなるとバッテリーが弱り、エンジンがかからなくなることがあります。しばらく乗っていない車は、査定の前に一度エンジンをかけてみてください。
かからなくても、査定はできます。ガレージA&Yでは、動かないお車も積載車で引き取りに伺います。お申し込みのときに、次のことを教えてください。
- エンジンがかからないのか、バッテリーが上がっているだけなのか
- 車が置いてある場所の道幅と、除雪の様子
- 車が雪に埋まっていないか
- ハンドルやタイヤが動くか
雪に埋まった車は、掘り出すのが大変です。春を待ったほうがよい場合もあるので、遠慮なくご相談ください。動かない車の売り方は「事故車・不動車は売れる?」にまとめています。
07冬だから見せられる装備もある
冬の査定には良いところもあります。寒い季節に役立つ装備が、ちゃんと動くことをその場で見せられるからです。
- ヒーターとデフロスター
- シートヒーター、ハンドルヒーター
- ドアミラーやリアガラスの熱線
- 4WDの切り替え
- エンジンスターター(リモコンも一緒に)
後付けの装備は、説明書やリモコンがそろっていると話が早く進みます。4WDや寒冷地向けの装備が査定でどう見られるかは「北海道の車は査定で不利?」でお話ししています。
スタッドレスタイヤを履いている方は、夏タイヤがあることも伝えてください。扱いに迷ったら「スタッドレスタイヤは車と一緒に売る?」をご覧ください。
08冬に売ると安くなる?春まで待ったほうがいい?
「冬は売る人が少なそうだから、春まで待ったほうがいいのでは」と聞かれることがあります。買取額のもとは全国の相場なので、道南に雪が降っているから下がる、というものではありません。
むしろ北海道では、秋から初冬にかけて、冬に向けて4WD車を探す方が増えます。一方で、1月から3月は新生活の準備で車を探す人が全国で増える時期です。どちらにも理由があるので、季節だけで決めるのは難しいところです。
はっきりしているのは、待っているあいだにも走行距離は増え、融雪剤のサビも進むということです。今の金額を知っておいて、それから考えても遅くはありません。相場の動きは「2026年11月の中古車買取相場」をご覧ください。
09冬に車を手放すときの段取り
道南の冬は、車がないと困る場面が多くあります。金額が決まったら、すぐに渡す前に次の3つを確認してください。
- 次の車はいつ来るか:納車の日と、今の車を渡す日を合わせる
- 車内の冬の道具:スコップ、スノーブラシ、毛布、牽引ロープなどを降ろす
- 年末の予定:役所の窓口は年末年始に休みに入るので、手続きが間に合うかを確認する
年内に売ることを考えている方は「年を越すと車の値段は下がる?」も読んでみてください。
冬の査定のポイント
- 雪の日でも査定は受けられる。雪そのものが金額を下げるわけではない
- 屋根の雪を落とし、明るい時間に、車のまわりをあけておく
- 寒い日の洗車は無理をしない。車内の片付けを優先する
- 凍った路面や車検切れの車は、無理に走らせず出張査定へ
- 動かない車は、置き場所と除雪の様子を伝えて積載車で相談
冬の査定のご相談は、無料WEB査定からどうぞ。「雪で車が出せない」といったご相談も、フリーダイヤル0800-800-1100(受付9:00〜19:00・年中無休)で承ります。
参考:気象庁「過去の気象データ検索」函館の平年値・札幌の平年値(1991〜2020年の平年値、2026年11月確認)。


